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年末も押し迫ってきました。私も何かと忙しい毎日です。

皆さんもお忙しいことでしょうね。さて、今日はちょっと毛色の違う話をしようと思います。

経営者は日々、いろいろな判断をしないといけません。いろんな人に意見を聞いて結局、最後は一人で決めることになります。

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つい最近も、分院していた整骨院を一つを閉院して一つに集約すべきかどうか、悩んでいた治療院の先生がいました。ずいぶん、悩んでいましたが、最後は自分で決めました。私は「分院を継続してやるべき」と言ったのですが、本人の意志が固く、結局やめることになりました。

私は私の立場で、試算表の数字などを根拠に説明はしましたが、最後は私の言ったのと正反対の結論を出しました。ですが、これが経営者の判断なんだろうと思います。

要するに、「経営判断は多数決で決めるモノではない」ということです。

経営者にとって、判断に迷う悪魔の言葉があります。それは「みんなそう言っているよ」というものです。相手を丸め込もう、相手を自分の思うようにコントロールしようと思うと出てくる言葉です。これをとくに、従業員に言われると、大概の経営者は判断に迷います。特に、自分はこっちだと思っているのに、「みんなそう言っている」と言って自分が思うのと正反対のことを言われるとなおさらです。「みんなそう言っている」と言われると、「やっぱり自分の判断は間違っているのではないか」とたいていの経営者は思ってしまいます。

しかし、大事なのは、多くの人が言っていることが正しいとは限らないということです。

最後は経営者が判断します。その結果も、いいものであろうと悪いものであろうと経営者自身が受け入れることになります。つまり、「みんな言っている」と無責任に言っている人は最終的な責任は負わないわけです。最後に責任を取るのは経営者自身です。

ですから、自分の判断に自信を持ってほしいんです

件の私の顧問先の整骨院の先生は、私が言っていることと真逆の結論を出しました。たぶん、これは大変な勇気のいることだったと思います。でも、この「最後は自分が責任を取るんだ」という思いが強かったのでしょう。私に自分が思っていることと正反対のことを言われ、相当、思い悩んだことだろうと思います。顧問の私の言うことと反対のことを決断したわけですから。

どういう結論になるにせよ、私と真逆のことを選んだこの先生には私は敬意を表したいと思っています。これこそが、経営者としての姿勢だなあと改めて学ばされました。

 


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