マイナンバー。さすがに聞いたこともないという方も少なくなってきましたね。
毎日のように新聞にも出てますし、雑誌などにも取り上げられています。
治療院の先生にもたまに聞かれるのは、「治療院でのマイナンバー対策とかって、特別なことはあるの?」という話です。
接骨院・整骨院、鍼灸院、整体院、カイロプラクティック・・・
治療院も様々ですが、「マイナンバー」について、何か対策は必要なのでしょうか?
結論から言えば、治療院特有のマイナンバー対策というのは、今のところあまりないです。
普通法人と同じように、従業員さんからマイナンバーを集めることくらいですからね。
私のセミナーにご参加いただいた方たちにはご案内させていただいていますが、マイナンバーの「通知書」がこれから、10月中ごろから各家庭に順次、届きます。
その「通知書」の写し、従業員さんの分はもらってくださいね。
それで、その「通知書」の写しは、年末調整の時に従業員さんから年末調整の書類を書いてもらう際に、一緒にもらってください。
そして、ここが大事なんですが、「扶養控除申告書」、書いてもらいますよね?
そこには、「マイナンバー」は書かないように言ってください。
なぜか?
今年の年末調整では、「扶養控除申告書」は平成28年の扶養控除申告書を渡すと思います。そこには「マイナンバー」を記載する欄があるんですね。
で、そこに「マイナンバー」を書いてもらうと、「扶養控除申告書」は「マイナンバー」が書いてあるために、厳格に保管しなければならない書類になってしまいます。
要するに、それが面倒だからです。
まとめますと、年末調整の時に「マイナンバー通知書」のコピーを預かる。ただし、「扶養控除申告書」にはその「マイナンバー」は書かないようにしてもらう。
ということになります。
治療院特有のマイナンバー対策は、「とりあえずは」ありません。
「とりあえずは」といったのは、今後はわからないということです。
医療保険にマイナンバーを紐づけするという話は、とりあえず今の段階では一時、棚上げになっていますが、今後、またその話が復活することも考えられます。
まあ、その時はまた考えればいいですから、まずは、年末調整ですね。
ということで、治療院のマイナンバーの話でした。