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ゴールデンウィークも終わりましたね。次の連休は7月の海の日だそうです。約2か月先・・・。頑張りましょうね。

さて、ゴールデンウィークは皆さんはどのように過ごされたでしょうか?旅行、帰省、近くで買い物、特に何もせず・・・ いろいろでしょうね。私は最近始めたゴルフに行きました。照り付けもせず、ぎりぎり雨も降らずに18ホールを回ることができました!!!

初めて18ホール回りましたが、スコアは130。まだまだですね。もうちょっと練習せねば・・・

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さて、今日のテーマは「ゴルフ」・・・ではなく、「経営倫理」の話です。

三菱自動車の燃費偽装が問題になっています。軽自動車だけかと思いきや、調べてみると、主力車種のRVRなどでも燃費偽装を行っていたとか。

朝日新聞デジタルの記事↴

http://www.asahi.com/topics/word/%E4%B8%89%E8%8F%B1%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%E3%81%AE%E7%87%83%E8%B2%BB%E5%81%BD%E8%A3%85%E5%95%8F%E9%A1%8C.html

三菱自動車の燃費偽装のニュースを見ながら思ったのは、「経営って、ゴルフに似ているなあ」ということです。ゴルフって、ごまかそうと思えばごまかせるスポーツなんです。ゴルフをやらない人は良くわからないかもしれませんが、たとえば、打った球がどこに飛んだのか、わからなくなることがあります。適当に「ここに飛んだ」と自分の球をドロップ(下に落とす)して、はじめることも可能です。あるいは、ボールがある場所が打ちづらい場合、ズルをして球を動かすことも誰も見ていなければできます。

基本、ゴルフは「自己申告のスポーツ」ですからね。

そうやって「偽装」をしても、だれも気付かれていなければ一見表面化しません。でも、自分はわかっているわけですよね、ズルをしたっていうことが。

今回の三菱自動車のように表面化してしまえばもちろん大問題になります。でも、表面化しなくても自分にはうそをついていることになる。この「自分にうそをついている」状況こそが問題だと思うんです。

今、やっている朝ドラ「とと姉ちゃん」。朝から『いい話だなあ』というのが多いドラマです。その「とと姉ちゃん」にも経営の神髄、と思える話がありました。

仕出し弁当屋に家族で住み込みをすることになった主人公の常子はじめとする小橋家。その仕出し弁当屋で、女学校に通いながら常子はお手伝いをしています。ある日、「松弁当(特上のいい弁当)」と松弁当より一つランクの下がる「竹弁当」を配るべき先を逆に配ってしまいました。誤って配ったことに気付いた常子たちは、本来「松弁当」を配るべきだったお客さんに謝りに行き、代金を返金します。当然、「松弁当」のお客さんは、カンカンに怒っています。

常子は、「松弁当」を配るべきところを「竹弁当」を配ってしまったお客さんに謝りに行くのを済ませた後、『やはり「竹弁当」を注文して「松弁当」がきたお客さんにも謝るべきだと思うんです』とポツリと一言言って、「竹弁当」のお客さんにも謝りに行きます。「竹弁当」のお客さんは「なんでそんなことで謝りに来たの?」という感じです。

なぜ、「竹弁当」を注文して特上の「松弁当」がきたお客さんにも謝りに行ったのか?言い換えれば、常子たちが間違えたことによって得したお客さんにも謝りに行ったのはなぜなのか?

常子はそれを「心意気の問題」と言っています。

この話は先ほどのゴルフの話や三菱自動車の偽装問題と同じだと思うんです。つまり、ゴルフの話、三菱自動車の偽装問題、そして、とと姉ちゃんのお弁当の話の三つに共通しているのは、「自分に正直であること」です。

経営にとって、一番大事なことは「お客さんだけでなく、自分にも正直であること」だと私は思うんです。それがないと、「経営=お金儲け」だけになってしまう・・・ そんなのは長く続きませんし、そもそも「ただのお金儲け」なんだったらなんのために働いているのか、という話にもつながると思うんです。

三菱自動車のように「ばれると大問題になるから倫理を守る」んではないんです。自分に正直でないから「倫理」を守るんだと思うんです。

最近始めたゴルフからそんなことを考えてしまったゴールデンウィークでした。


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