今日の記事は、自分で言うのもなんですが、かなりこじ付け感が強いです。
タイトルの通り、浅田真央選手と経営を結び付けて考えてみたいと思います。
新聞の一面にも出るくらいの大きな話題になりました。浅田真央選手の現役引退。
小さいころからみんなが見てきたこともあり、思い入れが強いんでしょうね。大きな話題となっています。
2016年の「好きなスポーツ選手」のランキングで浅田真央選手は女性の3位となっています。2016年は夏季オリンピックの年です。リオデジャネイロで活躍した選手が上位になると思いきや、冬季オリンピックの選手で、しかもその年の世界選手権に出ているわけでもない選手が選ばれるわけですから、考えてみればすごい話です。
さて、以前に経営者はスポーツと自分自身の会社経営を重ね合わせて考える傾向があるというような話をしました。↴
浅田選手の場合、経営者が自分自身の会社と重ね合わせるとしたらどんなことを考えるのだろうと考えてみました。
まず、浅田選手はなぜこれほどまでに愛されるのかということです。多くの人に好かれるのはいろんな理由があるでしょうが、「ひたむきである」ことがあるだろうと思います。
イチロー選手や、テニスの錦織選手なんかにも通じています。その競技に対して素直にまっすぐに向き合う姿勢。これは広く好かれる理由でしょう。ひたすら「自分自身に向き合う」姿は多くの人の心を打つのでしょうね。浅田選手の場合、海外の選手からも好かれていたことからしても、このような姿勢に好感を持つというのは日本人特有ということでもないようです。
そして、結局、オリンピックの金メダルには届かなかったこと。これも大きいのではないかと思います。成功したことよりも失敗したことの方が学ぶことが多いですよね。浅田選手は結果的には一番の目標であった「オリンピックの金メダル」は手にできませんでした。しかし、私にはそれ以上のものを手に入れているように思えます。手にできなかったからこそ分かる辛酸というのは何にも代えがたい人生の教訓です。その経験が必ず肥やしになってどこかで活かされる時が来ます。そういうことを浅田選手を通して多くの人が感じているように思えます。浅田選手はオリンピックの金メダルを取れなかったからこそ、もっと大きなものを得たように思います。
私は、経営というのは、スポーツのどこかのシーンと重なる部分が多いと思います。
浅田選手の「ひたむきさ」は“仕事に対して”あるいは“お客さんに対して”、真摯であることを思い起こさせます。
経営における失敗は次への教訓として活かされるはずです。
そんなことで、浅田選手からも多くのことを学べるのではないかと思うわけです。