舛添知事の問題がほぼ毎日、マスコミ報道に上がっています。今、都議会が開催中ということもありますが、大変な問題になっています。
今回のこの「公私混同」の話は、経営者は学ぶべきことが多いと思います。
もちろん、公職についている人と民間人に差はあります。同じに論じることは出来ません。ですが、 「トーゴ―サン」(10・5・3)とか「クロヨン」(9・6・4)とかっていうのを聞いたことがありますか?
「トーゴーサン」というのは、サラリーマンは100%課税されているが、自営業者はたいてい50%くらいしか課税されていない。農業など第一次産業従事者は30%程度しか捕捉されていないというものです。「クロヨン」というのも同じことで、サラリーマンは90%、自営業者は60%、第一次産業従事者は40%しか課税されていないというものです。
税務署が税金を把握できているのはこの程度だという話です。
自営業者が50%だったり、60%だったりというのは、申告されていても、私的な費用が入っていたりして実際の納税額の半分だったり、6割だったり、という意味も含んでいるようです。
経営者の多くは、舛添さんの話を聞いて、少し身につまされるところはありませんでしたか?
こうしたズルをなくすために「マイナンバー」が導入されるという側面もあるわけです。そこを経営者は頭に置いておかないといけません。
もっとも、舛添さんの場合には公職についている人なわけで、「トーゴーサン」のような感覚で税金を使われるのは話が少し違うわけですが・・・
舛添さんの「私的流用」の話から、そんなことを考えたところでした。