このブログもここ1か月・2カ月はほぼ、コロナ関係の情報提供となっています。
今日は雇用調整助成金や小学校休業等対応助成金の上乗せ給付の話です。
東京都には「東京都コロナウィルス感染症対策雇用環境整備促進奨励金」という雇用調整助成金・小学校休業等対応助成金の上乗せ支給の制度があります。
今回、雇用調整助成金はかなり支給要件が拡大しています。また、補正予算等でさらに拡大される見込みです。そうした国の雇用調整助成金やコロナ対策で新しくできた小学校休業等対応助成金とは別に東京都独自に上乗せ支給があることもこの機会に知っておきましょう。
支給要件は、「雇用調整助成金」か「小学校休業等対応助成金」のどちらかの支給決定が出ていることです。手続きが終わって、支給決定を受けたら支給申請ができる状況となります。
他には、「都税の未納がないこと」「最低賃金を超えた給与の支払いがあること」など、それほど難しい要件はありません。とにかく、雇用調整助成金か小学校休業等対応助成金のどちかを受給していることが要件です。
東京都のリーフレットは以下です↓
https://www.hataraku.metro.tokyo.lg.jp/kansensyo/ri-huretto.pdf
注意点は2点ほどあります。
一つは、実際に雇用環境を整備するための取り組みをすることです。「非常時における雇用環境整備計画書」という書式があり、これを提出します。ただ、〇を付けるだけだったりするので、それほど難しいものではありません。今回のコロナウィルスのようなものが起こったらテレワークを行ったり、マスクや消毒液の備蓄をするなどといったことを書きます。
それから、二つ目が申請手続きをする期間と実績報告をする期間が決まっているということです。決まった期間内で申請する必要があり、「非常時における雇用環境整備計画書」に書いた通りのことを決まった期間内に実行し、実績報告を決まった期間内にすることが求められます。
さて、この東京都の上乗せ支給ですが、支給額は一律10万円です。
10万円ですが、手続き自体が期間が決まっているだけで難しくはないですからぜひ、受給したいところです。
今回は東京都の上乗せ支給をご紹介いたしましたが、各都道府県で独自に雇用調整助成金などの上乗せ支給はやっていますので、東京都以外の事業者の方々は調べてみてはいかがかと思います。
雇用調整助成金や小学校休業等対応助成金を受給手続きしたなら、是非、東京都のこの上乗せ委支給のことも思い出してください。決して難しくないのであわせて手続きしてみましょう。