今日は助成金の話です。
キャリアアップ助成金の上乗せ支給で、東京都は独自に「正規雇用転換促進助成金」というのを設けています。この助成金が予算をオーバーしたため、9月29日受け付け分で終了するとのことです。
「東京都正規雇用転換促進助成金」については、聞いたことのある方も多いと思います。
国の「キャリアアップ助成金」の上乗せとして始まったもので、キャリアアップ助成金の以下の区分に該当すると各々支給されました。
有期雇用契約から正規雇用への転換・・・50万円(大企業の場合には40万円)
有期雇用契約から無期雇用契約への転換・・・20万円(大企業の場合には15万円)
無期雇用契約から正規雇用への転換・・・30万円(大企業の場合には25万円)
さらに、上記の労働者を中小企業退職金共済に加入させた場合には、上記の金額に10万円を加算して支給することになっています。
これは東京都独自の助成金のため、正規雇用や無期雇用契約への転換する労働者は東京都にある事業所の労働者でないと対象にはなりません。
また、国の「キャリアアップ助成金」の適用を受けた後、その国の受付が完了した後2か月以内に東京都に申請をするという、ちょっと特殊な扱いをするものです。
実際には、新宿の歌舞伎町にあるハローワーク新宿と同じ建物の中にあり、そこで手続きします。
気をつけないといけないのは、国のキャリアアップ助成金の申請が終わっている場合、2か月以内に申請しても、9月29日を過ぎてしまうと、一切受け付けしない点です。
せっかく、国の助成金が受付されていても、9月29日を過ぎてしまうことのないように注意が必要です。
ついでに言えば、この助成金に限らず、東京都の助成金などは予算があり、その予算額に達すると受理されなくなるというのはこれまでにもよくありました。
補助金にしても助成金にしても、これを当てにして人材を採用するというのはリスクがあることは忘れてはいけないことだということです。
以上、東京都の正規雇用転換促進助成金の話でした。