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大相撲の北の湖理事長が亡くなりました。

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私は、相撲も好きで良くテレビで見るのですが、先日、横綱の白鵬が「猫だまし」をしたことを批判していたりして、病気だとは知りませんでした・・・

北の湖の現役時代、最も強かったころというのは私も小学校に入る前くらいですからあまりよく知りません。むしろ、現役時代の後半のちょっと衰えてきたころのイメージしかないのですが、強い横綱だったというのは良く知っています。(私が小さいころの記憶には、千代の富士が強かったころのイメージが強いです)

さて、その北の湖ですが、やはり私は仕事が経営者を手助けする仕事なだけに、どうしてもそういう部分と結び付けて考えたくなります。

「社長が急死した場合のケアはできているか?」

そんなことを考えてしまいます。私の顧問先も大丈夫だったかなあと思うわけです。

たとえば、社長が亡くなってしまうと事業の継続ができない体制になっていたりするとその後、従業員が困りますよね。取引先も困ります。とりわけ、従業員は急に給与がもらえなくなって路頭に迷うようなことがあっては困ります。

さて、そんなときのために経営者に方(特に、法人組織としている経営者の方ですが)には、法人名義の生命保険を活用することをお勧めしています。

法人名義の生命保険を使う意義は次のようなものだと思います。

① 万が一のこと(社長が急死することなど)があっても、生命保険が入れば、当面の資金繰りには苦慮しない。

② たとえば、法人名義の定期保険だったりすれば、支払額の半分が損金になるものもあり、個人名義で加入する保険と比べて節税効果が高い。

③ 保険事故(社長が亡くなるなど)が起こらない場合、たとえば、満期返戻金のピークと社長の退職予想年齢が一致するような保険を選択すれば、社長の退職金の支払いに充当できる。

私は、顧問先に法人名義の保険加入をお勧めしています。たとえば、治療院が個人から法人になった場合も、法人になった後、この法人名義の保険加入を勧めています。その主な理由は、上記の③です。中小企業の経営者は事業をやめた後の退職金は自分で確保する必要があります。それを保険を使って確保するわけです。法人名義の保険には解約返戻金というのがあります。要するに、解約した場合、いくらもどってくるかというものです。社長が亡くなったりという保険事後が起こらない場合、途中でその保険を解約すると解約返戻金というお金が戻ってきます。それを社長の退職金に充てるわけです。

それから、上記の②の節税効果です。個人の生命保険と違い、法人名義の生命保険は損金(つまり税金を少なくする金額)が大きくなります。個人名義の保険はいくら支払っていても、現在は生命保険料控除の金額は最大で年間4万円です。一方で、法人名義の保険だと、たとえば支払額の半分は損金になったりします。節税効果という意味もあるわけです。

万が一の時の保障もあって、しかも節税にもなり、社長自身の退職金の原資としても使える。

加えて、法人名義の保険に入っていると、その保険からお金を借りることができたりもします。

要は、いろいろ使いようがあるのが、「法人名義の生命保険」なんです。年齢が若いほうが当然、有利なので、この法人名義の生命保険を早めに加入していくことをお勧めしています。

ただ、他に入っているものがあったり、資金繰りが厳しかったりするような場合にはお勧めしないこともあります。前回の私のブログでも書きましたが、経営にとってはまずは資金繰りが優先ですからね。法人名義の生命保険の加入はあくまでも、余裕のある範囲での加入であるべきです。その辺はよく考えてうまく活用することだと思います。

ということで、今日は北の湖理事長の話から、生命保険を利用した会社経営の話でした。

 

 


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