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Category Archives: 資金繰り


あけましておめでとうございます。本年も皆様のためになる情報をわかりやすく、簡潔に書いていこうと思います。どうぞ宜しくお願い致します。

さて、本年最初のテーマは「信用金庫」と「信用組合」です。

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中小企業がお付き合いする金融機関として、街の「信用金庫」や「信用組合」があります。

では、この「信用金庫」と「信用組合」の違いって、ご存知でしょうか

まずは、根拠となる法律が異なります。

「信用金庫」は「信用金庫法」、「信用組合」は「協金法」が根拠になっています。信用金庫は出資をしてもらう人は「会員」ですが、信用組合は出資してもらう人は「組合員」です。

とはいえ、「信用金庫」と「信用組合」には共通点が多く、実態はほとんど変わりがないというのが本当です。現に、「信用金庫」と「信用組合」は統合するという話も一部にあるようです。

どちらも、会社の所在地か、代表者の住所地に支店があるところでしか、口座開設できません。また、信用金庫や信用組合で融資を受ける場合には、出資をして「会員」や「組合員」にならないといけません。資本規模の大きい大企業はそもそも口座開設することはできません。地域密着で、中小企業がお付き合いするには付き合いやすい金融機関という意味では、両方とも似たようなところが多いです。

中小企業の場合、小回りが利く、地域の「信金」や「信組」との付き合いの方が、都市銀行よりも付き合いやすいと言えます。目安としては、年商規模が1億円前後かそれ以下であれば、「信金」や「信組」をメインバンクにして、担当者の覚えをよくした方が、中小企業の経営にとってはプラスになることが多いでしょうね。

背景になる法律は異なっても、年商規模が1億円前後かそれ以下の中小企業にとっては付き合いやすい。

それが、信用金庫や信用組合だと言っていいでしょうね。



侍ジャパン、残念でした。

準決勝の韓国戦で逆転負けしましたね。

 

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野球の世界ランキングで日本は1位だそうです。

2位のアメリカが決勝へ進んだので勝っていれば順当に1位と2位の対戦になっているはずでしたがね。

ですが、野球に限らずボールゲームは一発勝負だとなかなか実力の程が出にくいのも事実だと思います。日本のプロ野球でも大リーグでもいくら強いチームでも勝率100%のチームはありません。良くて勝率60%くらいです。つまり、40%くらいの確率で負けるわけです。いくら世界ランキングが1位でも必ずしも勝つとは限らない。これが、野球なんだと思います。もっと言えば、スポーツはそういう要素があると思うんです。

さて、私は経営者のお手伝いをする仕事をしているので、どうしても経営と結び付けて考えたくなります。

「経営にとって負けってなんだろう?」

やはり、資金繰りに困って倒産することでしょうね

「〇〇の営業が取れなかった」とか「〇〇の交渉で不利な契約になった」とか、そういう局地的な勝負での負け(野球で言えば、個々の勝負で打った・抑えたということにあたるのでしょうか)はあるでしょうが、経営者にとって「究極の負け」は「資金繰り悪化による倒産」です。

ですが、それは許されることではないです。資金繰りに困って倒産するというのは必ず前兆があります。いきなりそんな状況になるわけではないです。

前にも書きましたが、借り入れをするのを極端に嫌がる経営者もいます。あるいは、たとえば保険に加入していて、途中で解約すると損だから資金繰り的に厳しいのに続ける選択をする経営者もいます。

そういうとき、私がいつも言うのは、「資金繰りを優先する」という話です。

借入を返済することが大事なわけではありません。途中で解約するのが損だから損をしないために保険を継続するのが大事なわけでもありません。どういう形であれ、資金繰りが回っているかどうか、ここが重要なわけです。

それから、資金繰りを考える際に、1か月~3か月先くらいまではたいていの経営者が考えています。場合によっては、一覧表にして細かく支払先を分析した形の資金繰り表を作っている経営者もいらっしゃいます。

ですが、半年先、1年先の資金繰りがおおよそどうなっているのか、把握されていますか?その時になってみないとわからない、なんて感じでしょうか?

半年先、1年先、2年先、どうなっているのか?そこまで考えるのが資金繰りです。もちろん、半年先、1年先、2年先だときっちりした数字はわからないかもしれません。ですが、おおよそはわかりますよね?それでいいので作ってみてほしいんです。

さすがに5年先とかはちょっと想像しづらいでしょうから、私は2年先くらいまでという話をよくします。2年先くらいまでは作ってみましょう。

経営にとっては、侍ジャパンのように負けることは許されません。野球は勝つこともあれば負けることもある。そういうものだからそれでいいんです。実力は世界1位でも負けてしまうのが野球ですから。ですが、資金繰りが行き詰まることで、経営の上、「負ける」ことは許されません。そうならないためには、今から、半年先、1年先、2年先の資金繰りがどうなっているのか、考えてみましょう。